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2007年02月07日

流行り廃り

 いつの時代にも世に流行り廃りというものはあるものなのでしょうかね。情報の受け渡し速度が進むに連れて、何だかわからんうちに、あっという間に流行る(あるいは、流行っていることになった)ものが増え、そして、凄まじい勢いで、消えていく。たいていのものは何故こんなもんが流行るんじゃいな、と思わずにはおられぬもののような。
 昨今のものの中で不思議だなあ、と思うもののひとつが「ちょい悪」というもの。近頃はちょい下火になりつつあるか、という印象だが、ちょい前までは、ちょいちょい耳にせずには日が送れぬ、というほどでありました。「ちょい」なんて頭にぶら下げているところが何ともいやらしい。男らしくねえぜ、なんてことを言うと、差別的との謗りを頂戴する破目になるのかな。よくわからない。
 人口に膾炙されておるのだから、さぞかし、流行っておるのだろう、とは思うものの、なぜか、私の周辺には「ちょい悪」系のおっさんはちっともいない。不思議だなあ。金鎖、金髪、金時計の「ちょい」の取れた「悪」ならいるけれどね。
 「ちょい悪」「ちょい悪」と言っても、悪いのは頭だということであれば、そういう者は身近にも少なからずおるし、悪いのは性格だといういことであれば、私もその一員に入れそうではある。しかしながら、所謂『レオン』的な「ちょい悪」はとんと見かけない……と、書いたところで、はっとした。俺ってば、『レオン』なんて一度も眺めたことすらないじゃん。もしかしたら、「ちょい悪」の定義を根本から間違っている可能性があるではないか。まあ、でも、問題ないっしょ。すぐに廃って、みんな忘れちゃうんだから。

投稿者 zenta : 2007年02月07日 19:17

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