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2006年01月04日

御屠蘇気分

 新年を迎えたのであるからして、明けましておめでとう、などと挨拶を交わす。今年も宜しく、などとね。実際のところ、年が改まったからって何がめでたいのか、などと考え出すと、それはよくわからない。よくわからないけれども、おめでとうという挨拶に罪なきことは判明であるし、私だとて、おめでとう、おめでとう、と口にしながら酒を呑むのを否とはしない。いや、寧ろ大歓迎。当たり前だ。

 理由の判然としない世間のめでたさ気分の御裾分けをいただきながら、昼日中からだらだらずるずる呑み続けるのが、私の中での正月というものなのである。ちびちび呑んで良い心持ち。一休みしてまた一杯。で、うとうとしたりして。目が覚めたら、また一舐め二舐め、なんて具合。加えて、何とはなしにサッカーを観たり、どうでもいいバラエティ番組を眺めたり、と。そうやって、無駄に時間と体力とお酒を消費していくのが私の正月というものであり、私の御屠蘇気分というものなのである。正月がめでたいのはなぜかということは判然としないけれど、少なくとも、私のおつむがおめでたいということは歴然である。

 例年そんな具合に過ごしているのだが、今年は何だか御屠蘇気分に乗り切れない気がしている。なぜだろう。

投稿者 zenta : 2006年01月04日 10:44

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