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2007年02月28日

タミフル

 タミフルを服んで亡くなってしまった人々が54名。そのうち年少者16名。厚労省では、年少者の異常行動と服用との間に特別な因果関係は見られない、との発表。「今のところは」という言葉が行間に隠されているのではないか思ってしまうのは私だけだろうか。疑わしきは罰せず、ではないけれど、命に関わることであるのだから、疑わしきは服用させず、というぐらいの対応が必要だろう。誰かが身近に監視できる場合にのみ服用可、などというようなことでもよい。
 タミフルに関しては、数年前から副作用があるのではないか、と囁かれてきているけれど、対応があまり変わることなく、結局、また死者が出てしまったわけで、ミドリ十字の例を持ち出すまでもなく、こんなずるずるだらだらな対応こそが薬害の元凶なのではないか。人というものは過去の経験から何も学ばん、阿呆たれな生き物なのか。尤もそれは役人や政治家に限ったことなのかもしれないけれど。

 タミフル。おそらくは、Taming Fluなどというあたりから命名されたものなのだろうけれど、これでは、民が震えるタミフルなどと勘違いされてもおかしくはない。年少者諸君、あるいは、身近に年少者を抱える諸兄、お気をつけ下さいますよう。

投稿者 zenta : 2007年02月28日 20:23

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