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2007年05月30日

風邪をひきました

 ぞくぞくっとして、これは風邪の予兆に違いない、と思い、早々に床に就いたのは先々々週の土曜。予感は全く正しくて、日曜朝からくらくらでどうにもならない。ひたすら大人しく日曜を過ごし、週明けの午前中、とっとと診療所へ。診てもらったところ、風邪です、ってことで、薬をもらって帰宅。安静。

 こないだ、饂飩なんざ病人の喰いもんだ、なんてなことを書いたから、んじゃあ、病人になってどんどんうどんを喰ってもらおうじゃねえか、おらおら、という、うどんの神様の八つ当たりの所為に違いない、などと軽い譫妄状態。枕頭に現われ出でたるうどんの神は、ハクション大魔王が帽子だかターバンだかの代わりに、真っ白でもちっとした饂飩を巻いているような姿。貧困な妄想だ。

 うじうじと床で過ごし、うどんの神様に詫びる心で素うどんを喰い、薬を服む。そんなサイクルで暫く過ごすも、病状はなかなか快方に向かわない。当初は微熱やら関節痛が主だったのだが、それが和らいできたと思ったら、今度は激烈な咳、咳、咳。発作的に出始めると止まらない。咽喉内が千切れて血が噴き出すのではないか。そんな勢い。ま、本当に血が出たりはしなかったけれどね。
 止まらない咳てぇものは、何とも苦しい上に、著しく体力を消費し、よく眠れんし、結果、気力も衰え、私はするめのように干涸びてへれへれになって力なく横たわるのみ。哀れなり。ああ、哀れなり。

 気力が沸かないとはいえ、しかし、するめのままで生涯過ごすわけにはゆかぬので、ぺろんぺろんの身体で自転車に跨がり、風に吹き飛ばされそうになりながらも診療所を再訪。こんどは咳をターゲットにした薬をお願いする。
 なるほど、薬が効いている間は、咳の頻度もヴォリュームもそれなりに抑えられる。おかげで、すやすやと眠ることも叶い、あれこれが上向き。結構。
 けれども、なおも微熱は続き、微咳は続き、微関節痛は続き、微偏頭痛は続き、って、あらゆる症状がしつこくしつこく付き纏い、結局、ほぼ完治の状態に至るまで、二週間以上、十七、八日もかかってしまった。いやあ、風邪も侮れんよ。いや、ほんと。

 普通の生活に復帰するとなると、やらなきゃらならんことが山積。この鬱陶しい現実に眩暈がして、風邪はなおったのにくらくらですよ。ああ、どこからどう片付けてゆけば良いのやら……。

投稿者 zenta : 2007年05月30日 20:04

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コメント

ご快癒なによりです。饂飩も侮れませんのですなあ。

投稿者 shachi : 2007年05月31日 01:44

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