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2007年10月16日

仕事の話

 ちょっと前、歌舞伎町のでっかい居酒屋を仕切るマッタイラさん曰く、
「いやー、募集してもね、日本人は来ないねえ。時給1300円だけどね。半分は中国人と韓国人よ」
 婚礼業アライ曰く、
「こっちもおんなじです。韓国人の留学生の娘がいて、すごい良くやってますね。日本人は女の子ばっか。男が来ないですねえ。男は何のバイトしてんでしょうねえ」
 ツダ君のとこの現場仕事は男ばっかりだよ。まあ、婚礼業界は女性の職場ってイメージが出来つつあるし、それに基本土日だけだし、季節労働だし、難しいところはありますな。でもそうそういい仕事にありつけるわけでもない昨今、グッドウィルやら何やらに搾取される日雇いバイトよりはましな気もするんだけど。いやしかし、そもそもどの業界に関わらず、このところ景気が良くなってきたってんで、正社員への門がまた開いてきてるのか。
 先週、会社で人事のイガラシ君曰く、
「売り手市場なんて言ったって、そりゃ一部の評価の高い学生で、そういうのの獲り合いを人気の各社でやってるんですよね。でもまあ、確かにうちも採用枠広げたし、選ばなけりゃ、正社員にはなりやすくなってるってことはありますね、一時期よりは」
 なるほど、いろいろ希望もあるけど安定こそが本筋、って人はチャンスが増えてるか。でもそれは新卒の話。一方で派遣・パートを使ううま味を知る企業はその線を捨てたがらない、というようなことを新聞が書いてたっけ。世界一間近のトヨタにして、そうだって。
 きょう図書館でコピーしてきた昭和36(1961)年3月20日の朝日新聞の「朝日ジャーナル」の広告曰く、
「臨時工―経済成長のかげに。臨時工の採用がこのところふえている。しかし、一方、臨時工のあいだでは、劣悪な雇用条件への不満と、将来への不安を訴える声が多い。一体、臨時工とは、どのように差別扱いされた身分なのだろうか。豊田市を中心にその実態をさぐる」
 昔っから変わらないんですな。仕事はあるにはあるけれど。
 風呂屋ではヤマさん曰く、
「仕事はな、自衛隊がいちばんおもしろかったな。海上自衛隊。40年ぐらい前。潜水艦乗ってな、横須賀から日本全国いろんなとこ行くのよ。美味いもん食ってな」
 テツ訊く、
「もうかんの?」
 ヤマさんニヤリ、
「いちばんもうかってんなぁ、そりゃ馬よ」
 テツもニヤリ、
「やっぱ馬が本筋だ」

投稿者 shachi : 2007年10月16日 19:53

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