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2008年05月21日

アシタバンの春

 佐藤ガーデン再開の頃合いとなりました。

 冬を乗り越えられたものは、結局のところ、パセリと明日葉のみ。パセリなんざ、キアゲハの幼虫に喰い荒らされ、茎だけしか残らぬ無様な姿になっていたのだけれど、暖かくなるに連れ、完全復活。寧ろ、育ち過ぎな勢い。
 明日葉は、杉並の寒さでは立ち枯れるのではないか、と言われていたのだけれど、緑を保ったまま冬を越した。大したもんだなあ。

 大したものなのは、彼らばかりではない。また、ですよ。例の軍団がやってきた。
 米粒よりも小さい黒い連中。キアゲハの極小の幼虫が明日葉の上にうようよ。パセリではなく明日葉に卵を産み付けるとは、その親は、やはり明日葉生まれ明日葉育ちのアシタバンなのか。
 今のところ、パセリには姿がない。ということは、うちの近所のキアゲハの食文化に異変が起きた、と言えなくもない。去年はパセリを喰い尽くしてしまったがために、しかたなく、明日葉に移動した彼らだったが、今年は違う。きっぱりと優先順位が変わったように思われる。明日葉の方が栄養がありそうだしなあ。

 摘んでも摘んでも明日には芽が出る、というところから明日葉と命名されたという話をたびたび耳にする。実際にはそこまでのスピードでもないけれど、それにしたって、成長の速さは並々ならぬものがある。もしかしたら、ベイビーズの食欲と張り合えるかもしれない。いや、無理か。連中の食欲、途轍もないもんなあ。

投稿者 zenta : 2008年05月21日 19:08

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