2005年06月07日
ディープ・スロート
「先生、ディープ・スロートってどういう意味?」
答えられるわけがない。小5女子、背伸び盛りの攻撃である。彼女が聞いたのは、ニクソン大統領辞任云々ではなく、本来の、語源としての deep throat の意味らしい。口が裂けるぐらい言えない。
現在、小学生英語クラスには私立の女の子ばっかり4人いる。
「なにそれー」
「キモーイ」
「(お絵描き中)」
後はまあ、こんな感じのお気楽クラスである。
私としては、平時も有事も安易に教えようとは思うまい。
「辞書引いてみ」
「深い、と、のど、でしょ」
「あれ、知ってたの?」
「辞書引いたもん。で、どういう意味?」
「何だと思う?」
「わかんないから聞いてんでしょ」
「げろげろ」
「キモーイ」
「(喉仏のとんがった生物)」
これ、乗った。
「この絵、ほら、こののどの深いとこになんかつまって飛び出ちゃってると、これ、ディープ・スロートですよ」
基本、女の子にはデスマスを心掛けている。
「うそばっかり」
「うそつきー」
「いやー」
「でぃーぷすろーとってここ書いて。」
甘くはない。
「うち帰って聞いてくださいよ」
「わかんないっていうんだもん」
「ちょうどいいじゃないですか。親子で勉強ですよ」
「知らないんでしょ」
「こういう言葉は自分の力で獲得してゆくものなのだよ」
「わけわかんない。知らないくせにー」
知ってるよ。知りたかったらゴルゴ13読めよ。
投稿者 shachi : 2005年06月07日 03:02
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コメント
このブログも存在するインターネットというのは諸刃の剣。件の用語をググッたら、出るわ出るわ、ご丁寧に図解入りまで種々沢山の関連ページ。伸び盛りのお子様達もインターネットのちょっとした知識があればいくらでも情報は手に出来る時代なんですねぇ。まったく良いのか悪いのか。
投稿者 Ohari : 2005年06月09日 18:03
インターネットは善くも悪くもいろいろな情報が入手できるところなのは確かだけど、情報の質がぴんきりだってことを肝に銘じておかにゃいかんですね。ガセを信じ込んでしまったりする危険性がありますな。
インターネットてえところは、ある意味、嘘の吐き放題な世界なのである。
投稿者 Zenta : 2005年06月09日 23:50
そうですね、そのネタの、出所に注意しろ、って話は子供にも話したことありますねえ。
投稿者 shachi : 2005年06月10日 02:29