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2005年12月20日

マオマオ

 フィギュアスケートの新しいスター、アサダマオ。Mao Asada。そのころ世界では−へえ、中国娘もやるもんだ。
 我々が一目でイギリス人とフランス人とドイツ人を見分けろと言われても難しいのと同じように、彼らに日中韓の区別はまず付かない。そこで、あなたの知ってる最も有名な日本人は?−ブルース・リーです、ってことになっちゃったりする。まあ東洋への関心の低さということもあるけれど。
 外見では判らないとして、ではなぜアサダマオが中国人なのか。もちろんマオだからだ。毛沢東。マオ・ツェタン。Mao Zedong。世界一有名なマオである。彼女とは姓と名の違いはあるが、そんなの関係ない。ジョン・レノンもエルトン・ジョンもいる。
 二人のマオの話をわかりやすく西洋に置き換えればこういうことか。イギリスかアメリカのフィギュア界に、マークスなんとか(実はMarksと綴る)という人がいて、何と彼の名前はあの『共産党宣言』のカール・マルクス(Karl Marx)と同じじゃないか!マルクスは英語読みじゃマークスだから、あいつ、きっとドイツ人だぜ。
 早速検索してみた。
 そんなスケート選手は見つからなかった。代わりと言っちゃあなんだが、なんと、あの80年代後半、天は二物を与えた超美人金メダリストスケーター、カタリーナ・ビットは、東ドイツのカール・マルクス・シュタット(Karl-Marx-Stadt:現チェムニッツ)生れだった。

投稿者 shachi : 2005年12月20日 03:51

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