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2006年01月18日

ノー・フューチャーとか言って

 今、『No Future U. K.?』っていう、要するにピストルズの『Spunk』ものを聴いているんだけど、ふと考えると、連中が世に出てからもう30年。30年ですぞ。これって凄くありませんこと?……っていうか、凄い。いや、本当に凄いことだ。
 その間、世界が相当に変わってきているのは確かである。バブルが膨らみ、そんでもって弾けた。ベルリンの壁は壊れ、町蔵が作家になってテレビのCMに出たりして。今じゃちびっこでさえも携帯電話にインターネット。
 でも、こんなことって、所詮は物質のレベルでしかないよなあ、としみじみ思う。取り巻く環境は変わっても、地球上を蠢く人間てえものは、あまり進歩がない。

 しかし、あれだね。今じゃピストルズを聴くと、何というのか、懐かしさに涙が零れそうになる……って、それは大袈裟だけれども、30年前の、あの、無闇に血湧き肉躍るようなエネルギーは吹き出してこない。ピストルズでさえも、もはや、懐古の対象なのだなあ、と思うと、おかしいような、悲しいような。

投稿者 zenta : 2006年01月18日 14:49

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