2006年01月31日
光陰矢の如し
ヒナコは名門私立女子小4年、物腰はクール風味。
「あれ、マスク。風邪ですか?」
「予防。」
まあこんな感じながら、それなりに楽しんでもいる様子もありで早一年。その彼女が突然、辞書をひていてる最中
「ココロノヒカリっ!」
なんだ?
「ココロノヒカリがヤミをテラスっ!」
どうしたっ。
「ヒナレンジャーがゆるしません!」
ああ、その手のやつ、君そういうの見るんだ。あるいは学校で流行ってんのかな。どうでもいいが受けて立たねばなるまい。ここで光らずして何の禿頭か。
「なにおっ、ヤミのヒカリを受けてみよっ、えいあっ!」
「ココロノヒカリっ!」
「ヤミっ!」
「ココロっ!」
「せんせーのまけっ」
黙れディープスロート。
「ほわっ!」
「・・・」
あれ、もう飽きちゃったですか、そうですか・・・
この日を最後にヒナコは他の曜日に移ってしまった。連日並ぶ他塾、お稽古事のスケジュール変更のあおりを食った形。私の負け。
投稿者 shachi : 2006年01月31日 20:56
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