« レヴェル4 | メイン | 貴重な体験 »

2006年03月08日

情報赤札市

 私、御存知の通り、Macおたくでありまして、激しくWindozeを嫌っております。なので、Winnyなるものには縁がなく、三面記事以上の興味を持ってはいなかった。
 ところが、昨今の情報赤札市。違法コピーやお下劣データなどなどに留まらず、自衛隊や警察の、謂わば、国家機密の類まで無料で世界中にずんずん流れてしまっているというではないか。事此処に至っては、知らん顔はしていられない、というか、せめて顰めっ面ぐらいはせずにはいられないというところ。そうなんだけど、それは他の人がやってくれているので、そちらにお任せしよう。

 私が懸念しているのは、これで著作権法違反幇助だか何だかの罪に問われているWinnyの開発者がますます不利な立場に陥るのではないか、ということである。文化を維持、発展させるためには、著作権は大変大変大事なものであるからして、必要に応じて保護するのは当然のこと。我が家の収入の幾許かは著作権収入でありますしね。しかし、だからと言って、Winnyを責めるのはお門違いではないかしら。

 煙草を吸ったり酒を飲んだりして、補導される少年は少なくない。斯く言う私だって、若かりし頃、その列に並んだことがある。捕まれば、当人たちは叱られたりしますな。交番で説教されたり、学校で頭を小突かれたりしてね。さて、ここで、Winny裁判の例に倣えば、煙草会社や酒会社が喫煙幇助、飲酒幇助の罪に問われたりすることになりませんか。些か強引だけれども、こんなことを思い浮かべてみる。煙草そのもの、お酒様そのもの、Winnyそのものに罪はなく、法に触れる使用法をする輩が罪に問われるべきではないか、と。やっぱり、こんな比較は強引に過ぎますか。

 念の為に言っておくと、私はWinnyそのものには罪がないと思うけれど、違法コピーはいけませんよ。いや、ほんと。当たり前のことである。しかし、何故か、クリエイトする側の人々、つまり、著作権者でもある人々の中にも、平気で違法コピーを繰り返している人っているんだよなあ。それって俺のことか?って、どきっとした君。そうそう、君のことだよ。

投稿者 zenta : 2006年03月08日 16:24

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://gokarasu.sakura.ne.jp/mt/mt-tb.cgi/400

コメント

コメントしてください




保存しますか?