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2006年08月16日

秋蒔き

 今年は、ワールドカップやライヴや天候不順や何やかやのせい……半ば言い訳、半ば本当……で、園芸作業の開始が著しく遅れてしまった。で、まだ、草毟りが完全には完了していない。そんな段階の我が家の極小の菜園には何が生えているかというと、春先に植えたパプリカ(多分)と紫蘇。それに加えて、どこかの山から鳥が運んできたのかもしれない、見たことのないもみじみたいなものがひとつ。かなり殺風景。
 草毟り完了も間近くなって、さて、何を植えようか、と思案するも、例によって園芸の知識は無に等しい私、何を植えれば良いのでありましょうなあ、と独り言つばかりで、埒が明かない。うじうじしていたところ、何たる偶然でありましょうか、なぜか、下駄箱の中に「葉ねぎ」というものの種を発見する。さらっと眺めると、春から秋までいつでも蒔けますよ、的な文言が書かれているので、取り敢えず、こいつをばらまいてみますか、などと思う。

 雨が小止みになってきたので、さて、作業するべえ、と。するべえ、ってのは、これは関東にありがちな方言ですかね。そう言えば、高校には「じょうべえ」って渾名のやつがおりましたな、などと、どうでもいいことをふらふらと考えながら、地べたを掘っくり返して、さあ蒔こやないか、というところで、念の為に、注意書きを読んでみる。意外に地道な私である。
 プランタとかそんなもんで育ててから大地に移植せよ、的なことが書いてあるけれども、私は面倒が嫌いなので直接いかせて頂きますよ、ははは、などと呟いて。しかし、その先に途轍もなく重要なことが書かれているのを発見。この時期に蒔いた場合、収穫は来春以降になるらしい。あほか。いや、種があほなわけではないし、種メイカーがあほなわけでもない。勢いで呟いてしまっただけだ。来年の春、ですか。いやあ、その頃、この団地は消えてなくなってしまうかもしれないのでありますよ。だとすると、蒔くだけ無駄ではござんせんか。ううむ、むむう、と、腕組みをして考えること、数分。取り敢えず、本日の作業は全面中止とさせて頂きます。

投稿者 zenta : 2006年08月16日 14:49

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