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2007年09月12日

カメラマン

 威張るようなことではないが、私はカメラを持っている。もっとも、ちょい型落ちの、オーソドクスな並のデジカメだけどさ。んで、威張るわけではないが、写真を撮るわけである。もっとも、被写体ってのは、近所の風景とでぶとあほの二匹の猫だけなんだけどさ。して、威張るわけじゃないけど、おっ、これってちょっといいんじゃないの。俺ってもしかして天才かも、などと呟いたりするのであります。阿呆か。

 天才とは何か、と大上段に構えるつもりはない。だって、私が私の心の中だけで俺って天才かもって思う分には、どうだっていいじゃん。放っておいてくれたまえ。
 そう、心の中で私が何を思おうとも、一応、それは勝手ではある。いや、たとえ心の中だけであってさえ、悪を抱いてはいけない、というような考え方もあろうけれども、我輩は天才写真家なんじゃいと自己満足な独り言ってなことは、厳しく善悪を問うべき問題ではなかろう。ははは、笑っちゃうね、とか、そんな態度で温かく見舞っておくれよ。

 ところで、我が家にはもうひとりカメラマンがいる。そちらは、天才写真家などと自称することはない。……とは言っても、人の心の裡は知る由もないわけで、もしかすると、あたしって大天才かも……などと北叟笑んでいないとも限らないけれど、少なくとも、私ほどに自惚れてはいないように見える。

 一つ屋根の下に、自称天才カメラマンとサンデー・カメラマン(?)が共存しているわけですよ。ははは、それがさ、はは、笑っちゃうよ。ははは、俺ってもしかして天才カメラマン? わはははは、泣けちゃうよ。
(次週に続く)

投稿者 zenta : 2007年09月12日 18:37

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