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2008年01月09日

九日ですなあ

 ぼーっとしているうちに世間様では正月が終わったようだ。ようだ、ってのも変な話かもしれないけれど。
 例えば、勤めや学校など、区切りが明確なところに所属しているのであれば、明日から仕事だなあ、などということで、正月が終わったということになるのだろう。けれども、私のような無所属のものにとってみれば、そういう限りは存在しない。

 三が日の内から仕事っぽい話を振られることは国内ではまずないものの、海外には二日から、当たり前じゃん、という態度で、やいやい言ってくる相手もいる。こっちは呑むのに忙しいんだよ、邪魔しなさんな、などと思い、面倒くさいなあ、と四日か五日まで放っておく。すると、返事がないので心配したぞ、などと言われたりするわけですよ。そりゃ申し訳ないことをしたなあ、という気持ちも少しは湧くけれど、基本的にはアメリカが世界の中心なのではないのだよ、君ぃ、日本の文化を少しは学びたまえ、こちとら阿佐ヶ谷のうまれよ、呑みねえ、喰いねえ、などと言ってやりたい気がしたりして。

 私のようなふわふわした立場の人間にはわかりやすい区切りがないのだからして、当然、15日までは松の内ってことでかまわんのでしょうね。っていうか、正月というのは、つまりは、月って括りですよね。そんなら、一月いっぱいは正月なわけで、正月なら昼間っからがんがん呑んでいても宜しいわけで……などということを思う。
 その理屈を採用し、じゃあ、早速、一杯やるか、と一升瓶に手をかけるものの、不思議なもので、九日にもなると昼間からってのは……ううむ……などと、ほんの少しだけ後ろめたいような気がしなくもない。こういうのってどうよ、と我が家の猫たちに声をかけてみるが、彼女らはカレンダー的なものに興味はなさそうで、振り向きもしない。さて、どうしたものか。

投稿者 zenta : 2008年01月09日 19:26

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