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2005年05月26日

050526

地元で行っている計画、診療所と住宅の建物が打ちあがった。打ちあがるというのは、建築の独特の表現かもしれない。今つくっている建物はコンクリート造で、コンクリートを型枠に流し込んでつくるのだが、その、コンクリートを注入することを、コンクリートを打設(だせつ)すると言うのである。一方、何か物事が最後まで行き着くときに使う、あがる、という表現は一般的だろう。建物の構造体としてのコンクリートが、すべて打設され、コンクリート工事が終わったことを指して、建物が、というより、コンクリートが打ちあがるという表現が出てくるのである。
鉄骨造の診療所は、すでに軒先の納めが始まっていて、外壁のモックアップもつくられた。もう少しで、もっとも大変な時期を終えることができる。というのは、建物の骨組みが出来上がるころ、まず、サッシや外装に関するディテールを決めなければならないし、続いて、内部との絡みを決めなければいけない。同時に、全ての設備関係のデザインを決めなければならない。だから、このころが、どんな現場の場合でも、もっとも肝要な時期なのだ。ここで手を抜くと、後でとんでもない結果を招いたり、大変に悔しい思いをすることになる。

投稿者 geta : 2005年05月26日 19:31

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