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2005年06月01日

さらば

 貴ノ花が亡くなった。五十五歳。
 小中学校の先輩であり、地元でちょくちょく見かけていたもの。自ずと親近感が湧き、その上、あの外観にあのプレースタイル。応援しない訳にはいかない。この近所での貴ノ花人気は大変なものであった。私、相撲が好きなんでございますよ、と威張れるような人間ではないが、貴ノ花だけは随分応援したものであります。

 そうそう、後輩力士をずらずら率いて、突然学校に現れ、放課後の体育館で、目ん玉が飛び出るような、高速ドッジボールをやっているのを見て、心底魂消たことを思い出す。バレーボールを使っていたんだが、ソフトボールをびゅんびゅん投げるぐらいのイメージでござんした。連中の分厚い胸板にばちーんと当たると、体育館中にすぱーんと快音が響き渡る。良い音だったねえ。偶にボールが破裂したりしてね。何とも不思議な見世物(失礼)を見物した。お相撲さんって、ほんとにすごいんだなあ、とつくづく。

 何はともあれ、御冥福を祈る。

 振り返ると、小畑千代や佐々木ヨーコ、ジェット・シンなどなど、とてもいかした連中がスポーツ(?)界を賑わしていた時代だったが、私にとってのヒーローと言えば、江夏と貴ノ花がワン・ツー。これに尽きた。ネッツァーを知ってから、ずんずん方向が変わっていったものの、それでも、江夏も貴ノ花も一貫して応援しておりましたとも……って、四半世紀以上も昔の話なのですなあ。いやはや。

投稿者 zenta : 2005年06月01日 13:25

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