« たまたま | メイン | 農作 »

2005年07月13日

曲想を練る

 ライヴの日程が決まる。すると、それに合わせて、スタジオのスケジュールを調整するって運び。まあ、当たり前だ。スタジオに入るに当たって、何を練習するかって選曲が必要になる。新旧取り混ぜつつ……なんぞと、打ち合わせたりして。で、まあ、あさがやんずの新曲は二曲でどうよ、と、そんな会話があって。工事現場の方にも新曲を書かないとな、なんて。

 曲を書くのは楽しい作業である。まあ、如何に便利なMacと雖も、思う通りにならない部分でいらいらしたりすることも偶にはあるけれど、基本的には楽しい。問題は歌詞であります。私の場合、メロディーのみならず、アレンジまでほぼ完成させてから歌詞を書いていくのだけれど、そうは言っても、曲想ってものもある訳で、曲を書いている時にも、歌詞のイメージを思い浮かべたりするわけよ。まあ、最終的に、そのイメージ通りに歌詞を書くのかっていうと、そうならないこともあるものの、当初の草案に近い形で仕上がることも少なくはない。

 今日、書き始めたのは、ドンドンダーン、ドンドンダーンってなビッグなビートで、コードはAmからC/G、F、C/E、Dm7、Cってずんずん下りていくってな具合のもの。これがなかなかいい。さて、どんな歌にしようかって曲想を練る。イメージングですよ。ところが、この段で、いきなり行き詰まるのである。サウンドを頭の中で鳴らしながら、自由に発想すると、出てくるのは、例えば、「枝豆の恰幅」「哀れ、唐辛子」「ルッコラの白い花」「バジリコに陽が落ちて」……ああ、園芸生活が藝術活動にまで侵食してきている。こんなんじゃ、曲になりまへんがな。

 気分転換に飯でも喰おうってんで、昼は、何にするかね。お豆腐があるわよ、って、じゃあ、と、玄関から出て、紫蘇を何枚か摘む。こいつを刻んで……って、何たることか、気分転換でも園芸かよ。

 食後に、何を飲みましょうか。寒いからね、ああ、レモンバウムがいいね。そうしようってんで、また玄関から出て、新鮮なところを摘んで、熱湯を注ぎ蜂蜜を溶かしていただく……って、相変わらず、園芸から離れられない。

 あさがやんずの曲調は、今後、何処に向かっていくのだろうか。少なからず、不安である。

投稿者 zenta : 2005年07月13日 17:38

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://gokarasu.sakura.ne.jp/mt/mt-tb.cgi/192

コメント

コメントしてください




保存しますか?