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2005年08月10日

夏の上着

 何がどうなっているのかわからんけれど、近頃、表に出る機会がやたらと増えている。小さい居酒屋の寄席で落語を見た。長谷川くんのライヴもあったなあ。何曜だったか忘れたけど末廣の昼席にも行ったしね。そうそう、じょじ伊東のライヴてえものもありましたよ。んで、こないだは桃園小で落語会……って、何だよ、落語とライヴの繰り返しか。落語にしろライヴにしろ、その前後には酒を呑む。季節は夏、泥酔して道端で寝込んでも車に轢かれることはあっても凍死することはない、ありがたい季節。偶に、暑いのも寒いのも嫌い、でも、海に潜るのとスキーは好き、などと、自分勝手な人もいるけれど、私の場合、寒いのが嫌いなだけで、暑さで文句を言うことは、滅多にない。夏は良いね。夏は良い。概ね良い。何だい、その「概ね」てえのは……って、あなた、あれですよ、行く先々で過剰冷房に苦しめられることがあるのが、難点なのである。

 先日の落語会もかなりの盛況で、結構な人の入り。すると、当然、エアコンを強力にせざるを得ない訳である。で、何故か、その冷たい風が私の方に向かって吹いてきて、片側だけぎんぎんに冷えて、手なんか痺れてくる有り様。参った。
 ライヴハウスというところも、随分と冷やしますなあ。演者のうろうろする辺りは、確かに、暑い。熱を発しまくっているアンプやPAに囲まれ、ライトを浴びながら、じたばた唄ったり演奏したりするのだから、相当に暑いのは確かである。で、自ずと店の冷房は強めになる。客席とステージとの間に仕切りなんぞないわけで、ステージの上だけ冷やして……ってことはできない。混み合っていれば、それでいいんだけれど、入りが悪かったりすると、客席だけはもの凄く冷え込むことになる。客のいない冷えと過剰冷房による冷えで冷え冷えである。そういう状況では、演者もブルー、客席もブルーでぶるぶるである。冷え冷えのぶるぶる。こんなくそ下らない駄洒落でもかまさないとやってらんない。

 で、夏なのに、私は、上着を着用したり、鞄に忍ばせたりしての、外出と相成る訳である。なんかばかみたいじゃないかい。

投稿者 zenta : 2005年08月10日 21:34

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