2005年12月13日
全者均等
我が小学生女四人組の授業は月曜。まあ、こっちから特に触れることもなかろうと準備して臨んだ。
「先生ナイフ持ってんでしょ」
開口一番いきなりだ。
「なに言ってるんですか、いつもいじめられてるのは私じゃないですか、あなたたちの方がよっぽど怖いですよ」
まてっ、それって「おまえらにおれがやられちゃう」って意味にとれちゃう。そんなの親に通報されては一大事。
「持ってんでしょー」
「うそつきー」
「うそつきー」
「ブヒブヒブヒー」
ほっ。助かった。日頃ナメられてるのが良かったかな。話題を変えようか。でも調査しときたい気もする。
「学校でやっぱ話題になってました?」
「持ってんでしょ。白状しろおっ」
「言ってた」
「言ってたー」
「(お絵描き開始)」
しつこく突っ掛かってくる子がいる。これは先生が好きか、嫌いにちがいない。好かれてる場合深入りは禁物なのだが、彼女はけっこう可愛いかったりして、のめり込んじゃったりして。先生独り占めしたい!に先生も知らず知らずひいきする。さすがに100%とはいかない。嫉妬。好きと嫌いが交錯し始める。それに男子はついていけない。こんなにしてあげてるのに何で・・・。
こういう構図はわりとよく見かける。態度が変わった時点で「こんなにしてあげた」のが間違いの元と気づければいいんだけどなあ。
「これ見て」
「あれ、名前変えたんですか。サル男飽きた?」
「うん」
「名字がブヒで名前がブヒ子ですか」
「うん」
「そんでブヒブヒーなわけですね」
「ブヒブヒー」
まった、あんまり相手にしてると大混乱。全者均等、それが鉄則である。
投稿者 shachi : 2005年12月13日 02:08
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