2007年01月21日

白昼夢の演奏会

先週の木曜日、3年生全員が体育館に召集された。
内容は一切不明。
体育館に行ってみれば何故かそこには打楽器のマリンバ、ティンパニー、小太鼓、ドラムセットが置いてある。
みな疑問符を頭の上に浮かべていると何故かそこに校長が。
その上、

「では私がこれから打楽器を演奏します。」

というではないか。

プリントを配られ、そこに書いてあったのが今日の集会の概要と校長の経歴が。

【東京芸術大学音楽学部打楽器専攻】。

・・・・そういやうちのクラスの音楽選択者が校長が今日、音楽室に来たと思ったらドラムを
たたき出したとか言ってたなぁ。

そんなことを考えている最中、臨時音楽会は始まった。

まずは、マリンバでサンサーンス作曲の『動物の謝肉祭』より『白鳥』。
バックでピアノの演奏をカセットで流してそれにあわせてだったのだが私は全くクラシックに興味がなかったので半寝状態で聞いていた。

しかし、その後の小太鼓の演奏から一気に目が覚めた。
バーンズ・モア作曲の『コネクティカット・ハーフタイム』をマリンバと同じ方法で演奏してくれたのだがそれが凄い。
人がやっていると思えないスピードで叩くではないか。
あまりの迫力に圧倒された。

そして最後のドラムは事前にバスドラムからハイハットまで丁寧に教えてくれた。
その上、「ヘイジュードは4ビートだとゆっくりすぎるから8ビートのほうがいいんだよ。」
とまで解説してくれた。
実に丁寧。
音楽のこととなると頭がすぐにパンクする私でも理解できるとは・・・。

横を見やればバンドを組んでる青年達が嬉しそうに目を輝かしているし。
後ろに来て見ていていいよ、と校長先生が言えば彼らはすっ飛んでいった。

(私も行けばよかった・・・。)

と思ったのは集会終了後のことだったのだが
その後、演奏者は2,3分即興演奏をしてくれた。

教室までの帰り道、白昼夢を見たような気分に浸っていたのはいうまでもない。


うちの学校は変わってるなあ・・・。
うむむむ・・・;


投稿者 hal9000 : 00:16 | コメント (0) | トラックバック

2006年12月28日

学んだことは・・・。

私は卒業に近づくにつれて実に寂しい気持ちになる。

それは将棋部を引退、
進路の話をする友人たちの話についていけなくなった、
漫画家である親の弟子入りをするため今に比べ会う友人が少なくなるということが影響していると思う。

後、三ヶ月もすれば中学校の友人同様
一年に一回会えば良い方、となってしまうと思うと気が重い。

しかし、そのような事を考えているときに友人や後輩は
「調理師免許取ったらメシスタントしに行く!」、
「卒業しても一緒に本を作ってビッグサイトで売りましょう!」、
「仕事帰りに車で寄るから!」といった言葉を頻繁にかけてくれた。

中学校のときはそのような言葉をかけてくれる友人など殆どいなかった為とても嬉しかった。

私が来年3月に卒業するこの高校は第一希望の高校から落ちて
もうどこも行くあてがないというときに受けた世に言う『不良高校』というところ。
(偏差値もお風呂の温度並み)

勿論私も「こんな学校で3年間も過ごすのかい。」とうんざりしながら
入学式に出席した記憶が今でも鮮明に残っている。

しかし、そこで過ごすにつれてわかったことは
『勉強が出来ないだけ』で『頭が悪い人物』はごく少数であるということだった。

3年になるあたりからこんな『不良高校』に通うのは家庭事情が原因ということもわかってきた。

私の身近にいる人達は片親がいないなど当たり前。

父親がいても毎朝五時に起きて掃除・洗濯・朝ごはんをつくるのに、
祖父が全く食べてくれず相手にもしてくれないという男子。

両親共におらず、施設から通っている後輩に、
父は小4、母は今年の秋に亡くなってしまい一人暮らししている後輩。

煙草と酒が原因で脳の病気となり幼稚返りしてしまった父が家にいる女子・・・。

しかし、これらの人達はそんな環境にはめげず、
皆、頭の回転が速く、集中力がずば抜けていてとても優しかった。

そんなみんなと将棋や演劇、作品作りを出来たことは何物にも換えられないものだ。

第一志望の高校では会えなかったことだろうとも思う。

高校で知り合えた人達との事ををいつか話にして漫画に描いてみよう。

『卒業』をただ単に寂しいと思うことからこのような前向きな気持ちへ切り替えてくれた友人達に本当に感謝しています。


投稿者 hal9000 : 21:05 | コメント (1) | トラックバック

>煙草と酒が原因で脳の病気となり幼稚返りしてしまった父・・

ひょっとしてボクのこと?

投稿者 guffaw : 2006年12月29日 15:40

2006年05月18日

将棋×高校×ツチノコ

父から「お前もブログに参加してみれば?」と言われブログの意味も分からずに勢いだけで参加させてもらうこととなりました。

さて、勢いだけで参加するとなると問題なのがどのように書けばよいのかということ。
父に「何を綴ればいいの?」と問いかけても「高校生らしいものなら何でも」の一言が返ってくるだけ。
高校生らしいものと言われてもいまいちわからない。どうしたものか(‐″‐;)

今、私は高校三年生。

受験の話、部活の話(将棋・文芸・漫研・演劇)、友達との話など、高校生らしく思えるのはそれぐらいであり、
私が思う女子高生らしい話題ー流行りのブランド・化粧品・アクセサリー・人気のタレント・歌手ーなんぞ全く分からない。
そんなものだからジャニーズの誰が格好いいよね、と言われても同意出来たことは皆無。

この超ミニスカのご時世に標準丈を守っているという希少種なものだから今の高校生らしからぬ話題を書いて、この子は本当に女子高生?と思うことも多々あるかと思いますがこれから先、よろしくお願いしますm( _ _ )m


●○●とりあえず近況について●○●

現在、私は将棋同好会の部長(会長?) である。

だからといって昔から出来たか、というとそうでもない。
半年前ー同好会を立ち上げたときーは駒の動かし方もまともに知らなかったのだ。

きっかけは来たばかりの先生が将棋部創設を友人・ツチノコをお誘いしたことから始まる。
そこから一人じゃ心細いからと言われ一緒に入れば気が付けば部長にされており(ツチノコは逃げた)
駒の動かし方もわからないのに一ヵ月後、関東大会に出され死にもの狂いで戦い一勝。
(女子は参加者が少ないので県大会は無い。そしてここでもツチノコは逃走)
半年経った今となっては京都の全国大会に個人戦・埼玉代表で出場することになっている。
(ここでやっとツチノコ捕獲;)

最初は「将棋=地味、冴えない」だったがやってみればなかなか面白い。

男子相手に勝つことも出来るし、日本史の先生にも今の所〝待った3回有り〟で2戦2勝中。
おじいちゃんも嬉しそうに相手をしてくれるし、今までなんとなく話しづらかった従兄弟ともこれを通して話せるようになった。
関東大会で戦った山梨代表の子とはメル友にまでなり、今もやりとりをしている。
元々、内弁慶なものだから将棋は意思疎通の道具としても役に立つ。

勝負に負けたり、岡目八目で指摘されたりするのは凄く辛いがそれに比べ、良かったことは山のようにある。

これからの目標は打倒・顧問(大体もって10分)・教頭(王将と歩三枚で負けた)・ツチノコ(今のところ実力は同じだが最近県大会にて敗北)。

でもまずは家のパソコン(レベル最弱)に勝つことが最優先だよな、と思う自分が情けない。

投稿者 hal9000 : 17:10 | コメント (3) | トラックバック

大会で山梨に来る事があったら連絡待ってます。
猫が家の中にいーっぱい居るよ。

京都の全国大会、頑張ってね〜☆

投稿者 flint : 2006年05月27日 02:42

 はじめたばっかで、全国大会。もしかしたら、天才かもしれん。
 いずれにしろ、楽しみですなあ。

投稿者 zenta : 2006年05月29日 11:11

応援有難うございます!

・・・いや実は県で出場者6人中5位なんです(^^;)
上位3人が団体に出るから個人に出れることになったんです;

でも楽しみつつも頑張ってきます!

flintさん、そちらに行くことになったら宜しくお願いします(>▽<)

投稿者 hal9000 : 2006年05月30日 22:54