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2008年05月28日

またやってきたのですよ。

 ご存知の人も少なくないだろうけれど、私はアメリカのDaniという萬年筆メイカーの日本代理店をやっております。数字や計算は決して苦手ではないけれど、ビジネス的なことを考えるのが嫌いなので、代理店という肩書きではあるものの、商売っぽいようなことではなく、実態としては、あちらこちらの人々の意見調整をしたり、ちょっとしたアイディアを提案したりというようなことが主な役割……なのだと思い込んでいる。

 アメリカから社長が来日するのは毎年のことであり、そんな場合、ミーティングとも宴会とも区別のつかない感じで、呑んで食べて。いや、呑んで呑んで呑んでちょっとだけ食べてまた呑んで、ぐらいか。兎にも角にも、そう気の張るようなイヴェントではない。懇親会とでも申しましょうか。
 ところが、今回の彼の来日にはかなり明確な目的があり、そのプロジェクトに携わる複数の人々とも個別に打ち合わせる必要もあった。そのおかげで、精神的にも肉体的にも相当に忙しなく、引きこもり的出不精の私であるのに多くの時間を外で過ごし、近所の人々が、あれ、どうしたの、どこ行くんだい、と尋ねたくなるようなネクタイ姿をしたこともあり、そして、勿論、打ち合わせの後には宴の席が設けられるわけで。

 個々のミーティングは概ねうまくいった(ような気でいる)。であるからして、このプロジェクトの未来は非常に明るいのではないか、という感触を得た(ような気でいる)。ありがたいことに登場人物全員が満足してくれた(ような気でいる)。
 ほほぅ、それはよろしおますなあ。いやはや結構なことである。まことに結構なことであるのだが、社長くんが離陸したその夜、思わぬところから、災いが訪れる。うひぃ。それは左足からやってきた。夕方ぐらいから微妙に痛いような気がしていたんだよねえ。んで、夜になったら、かなりの激痛。朝には歩行困難。左様。痛風様の再々来である。嗚呼。

 痛み止めを服んで、げんなりしながら、寝床でじっとしているばかり。無理して不慣れな外出などするものではありませんなあ。私のようなものは引きこもるに限ります。……いやいや、先ずは酒量をどうにかしろよ、このあんぽんたんが、って意見も聞こえてきそうではありますが。ぐふぐふ。

投稿者 zenta : 02:29 | コメント (0) | トラックバック

2008年05月26日

欲しぃ!

素敵なおもちゃ見つけました

http://jp.youtube.com/watch?v=_SGwDhKTrwU
 
 
 
詳しくはこちらです。

http://www.yamaha.co.jp/tenori-on/index.html

特にこのページ!
http://www.yamaha.co.jp/tenori-on/features/index.html

 
いやぁ、本当にワクワクする。
もうちょっと安かったら思わす買ってしまいそうです。

投稿者 kajiya : 22:09 | コメント (1) | トラックバック

 こいつは少々高すぎですなあ。

 KORGのkaos padやkaossilatorの方が手軽で魅力的じゃないか。チープな感じがするのもいいしね。

 まだあるかどうかわからんが、以前、youtubeでギターに埋め込んでいるおとぼけ野郎を見かけたときには、真剣に購入を考えましたよ。ガジェット埋め込み変態ギターを作って、じょじ伊東くんがかねてから熱望しているDEVOのカヴァーでもやるかな、って。

投稿者 zenta : 2008年06月01日 02:44

2008年05月21日

アシタバンの春

 佐藤ガーデン再開の頃合いとなりました。

 冬を乗り越えられたものは、結局のところ、パセリと明日葉のみ。パセリなんざ、キアゲハの幼虫に喰い荒らされ、茎だけしか残らぬ無様な姿になっていたのだけれど、暖かくなるに連れ、完全復活。寧ろ、育ち過ぎな勢い。
 明日葉は、杉並の寒さでは立ち枯れるのではないか、と言われていたのだけれど、緑を保ったまま冬を越した。大したもんだなあ。

 大したものなのは、彼らばかりではない。また、ですよ。例の軍団がやってきた。
 米粒よりも小さい黒い連中。キアゲハの極小の幼虫が明日葉の上にうようよ。パセリではなく明日葉に卵を産み付けるとは、その親は、やはり明日葉生まれ明日葉育ちのアシタバンなのか。
 今のところ、パセリには姿がない。ということは、うちの近所のキアゲハの食文化に異変が起きた、と言えなくもない。去年はパセリを喰い尽くしてしまったがために、しかたなく、明日葉に移動した彼らだったが、今年は違う。きっぱりと優先順位が変わったように思われる。明日葉の方が栄養がありそうだしなあ。

 摘んでも摘んでも明日には芽が出る、というところから明日葉と命名されたという話をたびたび耳にする。実際にはそこまでのスピードでもないけれど、それにしたって、成長の速さは並々ならぬものがある。もしかしたら、ベイビーズの食欲と張り合えるかもしれない。いや、無理か。連中の食欲、途轍もないもんなあ。

投稿者 zenta : 19:08 | コメント (0) | トラックバック

2008年05月14日

終着駅はグラハム・セントラル・ステーション

 難波田史男の『終着駅は宇宙ステーション』をちらほら読んでいる。まだ三分の一かそこら。なかなか面白いのは確かであります。幼稚なところも、背伸びしているところも、混乱しているところも、それなりに楽しめますな。もっとも、善くも悪くも、お年頃……って言ってしまうと、身も蓋もないんだけどさ。いや、でも、ほんと、おもろいんですよ。

 読んでいるうちに、猛烈にフェイクな日記を書きたくなってきたりして。史男少年の真摯に揺れ動いた心中を読んだところから、いんちき日記を書きてえ、なんて、貴様、ばかにしているのか、とお叱りを受けそうではあるけれど。

 私よりちょっと上の世代の、裕福な家庭に生まれた真面目な青年。幼少時から絵画の才能が高く評価され、将来を大いに期待されるも、哲学にかぶれ、女性に溺れ、誤解から犯罪に巻き込まれ前科を頂戴するなど、挫折を重ねて迷走。それにしたって、ええとこのぼんぼんですからね、さほど暗くもない裏街道を紆余曲折して燻っていたところ、来日していたジョージ・クリントンに拾われ、ボーヤとして渡米。あちらこちらを転がっているうちに、ヒップでファットなビッグ・ママの経営する美容院の使い走りに落ち着く。そこでファンキーなシスタ、エピファニと出会い、二人の男児を授かるも……って、こんな設定でどうですか。いんちき過ぎますか。左様ですな。

 兎にも角にも、まずは表紙に使うやもしれぬ、幼稚園の頃のお絵書き作品から始めようってんで、左手にクレヨン持って落書きしてみたりしたところ、ううむ、あまりにも酷い出来。これでは天才画家の幼少期というには無理があるってんで、利き手に持ち替えて書いてみた。ところが、それでも大した絵にはならんのである。画家という設定は無理だなあ。

投稿者 zenta : 01:05 | コメント (1) | トラックバック

 その息子の一人の名はもしかしてケンジでは。私の知るファンキーなケンジ、彼のうちにも史男ん家とおんなじ、というかどこのうちにもありがちな母との葛藤があって、つまり、家族の問題。

 史男の本、おもしろかったら大変とてもうれしいです。一言でいえば「青い」のかな。青いぶん、けっこう笑えちゃったりして、そのへんが私自身のめり込んだところでもあります。

投稿者 shachi : 2008年05月19日 23:58

2008年05月09日

ビーフの旅

先日のゴールデン・ウィークのこと、一度だけ研修で一緒になったグループ会社(東北)の友人に会いに行くことを口実に、山形まで旅行してきました。本当は米沢牛を食べたかったのが理由ですが。現地では山寺に行ってみたり、もやしラーメンっていうのを食わせてもらったり、また地元の人じゃないとわかんなそうな所に連れてってもらえたのですが、何をイカレたのか、こっちを出発する時から車で行ってしまいまして、往復の移動にものすごい時間を費やしてしまいました。正直あそこで新幹線か何か使っとけばもう少し色々見れたのにと後悔しています。まぁ今回の目的である米沢牛に関してはしっかり食べられたので、そこは良しとしようと思います。今までまともな牛肉を食べてこなかったのか、あんなに美味い牛肉は食べたことがありませんでした。これは自分だけ食べるのはもったいないと、両親にも買っていったのはいうまでもありません。と、そんな贅沢な旅ができたおかげで、今月分の給料はすっからかんです。あぁ飲みにも行けないや。

投稿者 quwabara : 15:35 | コメント (0) | トラックバック

2008年05月03日

park

東京の中心にも豊かな自然が残る緑地があって、武蔵野の大地を散歩するかのような気分を味わえます。今回はJR目黒駅からほど近い自然教育園というところに行ってみました。その森は、変化せず不変のようでいながら、実は今もそのかたちを変えつつあるというのがよくわかります。植生遷移といいますが、時間をかけて森が安定した極相にいたるということで、今はまだその途上にあるのです。明治神宮などもそのような植栽計画がされました。松などの生長の早い木々がまず大きくなり緑地をつくります。人の手が入って、その下で芽を出す低木が刈られているうちは、そこは松林なわけですが、手入れがされなければ、成長の遅い照葉樹が成長し、やがてそれらの陰となって松が枯れ、何十年か後には照葉樹の鬱蒼とした森になるのです。シイやカシといったドングリを落としてくれる木々がその照葉樹で、日本の多くの地域の原生植生ということです。目の前に現物を見ながら、自然のしくみをリアルに実感するのは楽しいことでした。樹木図を携え行ったのですが、国立科学博物館付属の自然園らしく、動植物の名前や解説がとても充実してたのはありがたかったです。
しかししかし、こういう自然は、もともと普通の生活に密着したところにあったのだよね。自然をもとめて電車に乗り都心に向かうとは、どうも不思議なものではあるわけです。
それにしても、いろいろな色の重なる緑はきれいで、やっぱり自然の中というのはいいんでしょうか、気持ちもまたゆったりとした晴れ晴れしたものになりました。園の中には湿地もあり、カワセミが生息してるらしいですよ。

投稿者 geta : 11:47 | コメント (0) | トラックバック