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2008年01月29日

新参者

 なんだかここんとこ毎日飲みやら仕事やらで終電のため風呂屋に行けず、シャワーで済ましていたんだが、やっとのこと待ちに待ったその日がやって来た。おばちゃん、おひさしぶりっす、てけてけて、!、ええっ!、混んでるよ!、異常に。それはつまり、キャパシティー21人のところ、通常4〜5人なのに、いちにいさん・・・11人もいる! 団体ではないようだが、若者ばっかり。そりゃまあ風呂屋存続のためには嬉しいことながら、なんだか違うパラレル宇宙にスリップしてしまったんではないかと戸惑う私なのである。
 定位置を他人に奪われた私は真ん中の列の女湯側、最も湯舟に近いところに座を占めて、まあでも、ふろやだよ、ひさしぶりの、と、さっそく準備にとりかかると、目前、二人分の場所を独り占めしているやつがいる。こんなに混みあってるのに。誰だ。石松だ。
 確かにわがままではあるが、ふだんそこまでしてる記憶はないんだけどな、どうした、石松。なわばりを守ろうというのか。確かにな、新参者たちは、湯船にざっぶーん、な感じのやつもいて、湯船直近の石松は、自分が行なうざぶーん攻撃のお株を奪われた気がして気分悪くしたか、で、ちょいと隣にずれて、結果的に二人分の場を占める結果になったのか。
 と、別方向から何やら怒声が。オイコラッ。あっ、すいません。どうやら常識知らずの若者が湯に浸かっていた森進一のイスを勝手に自分のものにしたらしい。いくらでも余ってんだから、それを使えばいいものを、何を好んで明らかに使っている人がいるのに手を出すのか、理解に苦しむところ。同じ目に合ったこと、私もあるけど。
 結果、若者たちはもう来なくなっちゃうのかな。それはそれで残念な結果を生みませんように。

投稿者 shachi : 03:10 | コメント (0) | トラックバック

2008年01月18日

溶接

研修で必要な資格であるところの、ガス溶接というものを取りに行きました。2日間の講習で取れてしまう比較的簡単な資格なのですが、取りに行って講師からの第一声が、「ガス溶接取っても仕事で使ってるとこほとんど無いんだよね」でした。おいおい、資格取りに来てる奴に向かってそりゃあないんじゃあないの、と言いたかったですが、事実アーク溶接だとかそういった溶接の方が主流みたいので何も言えませんでした。確かにガス溶接なんてこれからやる研修以外で使うことなんてないだろうなぁ、と思う今日この頃であります。しかし最近やたら資格取りに行くことが多いなぁ、あんまり役に立たなそうな。

投稿者 quwabara : 20:26 | コメント (0) | トラックバック

2008年01月16日

雪だるまのように

 寒さが苦手である。暑さは然程苦にしないけれど、寒がりっぷりは相当なもの。その一方で、団体行動が苦手だし、他人様の運転する乗り物は拒否するものだから、移動は自ずと単車からチャリ。あれ、何だか、チャリって響き、懐かしいな。チャリンコ。うーん、これはもっと懐かしい……って、そういう話ではなかった。

 それゆえ、防寒対策は最重要事項の一つなのである。先日のカウントダウン・ライヴの際にも完全防備。これからアラスカに降下する精鋭部隊のような勢いで。若いメンバーには、どんだけ厚着してんですか、と呆れられた。いや、そんな話でもない。

 そんな私が愛用するのは、ダウン・ジャケットであります。もこもことあったかいし、軽いし、大好き。下にはズボンの上からパラシュート・パンツを着用。ダークなカラーゆえ、薄汚れた雪だるまの如き姿。
 然るに、チャックが壊れただの、雑な保存状態のせいで背中にクリーニング屋の袋の柄の通りに焼けが出てしまったり、などなどと、いくつもあったものを次々に捨てていっているうちにダウンは一着しかなくなってしまった。パラシュート・パンツは行方不明になったり、お尻が擦り切れてきたりで全滅の直前。
 これから冬本番というところ、これでは如何にも心細いということで、慌てて買い物に出かけた私でありました。自転車で移動できる範囲ですけれど。

 店の中をうろつき回るが、もっこもっこのダウンがない。どうなっているのだろうか。店員のお兄ちゃんを呼んで、尋ねました。
「ぱんぱんに膨れ上がったダウン・ジャケットが欲しいんだけれど」
「いやぁ、今はないっすね」
 しまった。衣類の業界は既に春物に移行してしまったのか。と思ったけれども、ところが、そういうことではないらしい。「今時、厚手のダウンははやんないんすよ。ライトなやつでも十分あったかいんです。だいじょぶっすよ」などと宣う件の店員くん。羽の配合比率が何たらかんたらで、生地や縫製がどうにかこうにかなせいで、薄手でも昔の厚手のものと同等に暖かいそうな。
 いやや、いやや。私はぱつんぱつんに膨れ上がったダウンを猛烈に欲しているだ、と力説するも、ないものはない、という、ま、至極当然の返答。

 ほんじゃあ、ダウンは諦めるから、パラシュート・パンツを見せてくれ給え、と頼んだところ、「今時パラシュートはないっすよ」と即答する今時の店員くん。「そもそも今じゃ米軍でも使ってないし。アメ横でビンテージでもさがすしかないっしょ」というような今時の返答。
 仕方ないので、代替的な代物を購入してきたけれど、どうにもこうにももこもこ感が不足している。

 私は全身もこもこのもっこもこの薄汚れた達磨状になりたいのに、世間の流行りがそれを許さないのですなあ。ううむ。
 衣類に拘るのは中学一年生ぐらいで卒業したつもりだったが、こんな目に遭うと、反骨魂、あるいは、天の邪鬼魂的なものが、内側からふつふつと沸き上がってきて、こうなったら、お笑い番組で使用されるような、相撲取りの着ぐるみ様のぶくぶくぶーでー風味の全身ダウンウェアでも特注してやろうか、くそったれが、おらおら、などと、意味もなく息巻いてみたり……するほどでもないんだけどさ。でも、やっぱり、ちょっと釈然としないわけで。

投稿者 zenta : 19:56 | コメント (2) | トラックバック

先日、我が家の女どもに連れられて古着屋に行ったら、いくらでも有りましたよ、もっこもこのダウンジャケット。いいトコで大体2000yen位だったかな。
そちらにも有るかどうかは知りませんが、探してみたら如何?
因みに僕は、以前そこで買ったジャンパーがあまりに擦り切れたので新しい古着(?)を探しに行ったんだけど「まあ、これなら」というのが1200円で、半額セール中で600円。更にそのジャンパーのポケットを探ったら100円玉が出てきたので、500円で文句の付けようの無い紳士が出来上がりましたとさ。


投稿者 guffaw : 2008年02月05日 06:26

 結局、かなり雪だるまっぽい、にせのパラシュート・パンツがみつかり、入手しました。
 もこもこのジャケットはみつからないので、そこそこので手をうっておりまする。

投稿者 zenta : 2008年02月15日 20:00

2008年01月15日

急募!ホテル住込

 静岡市にあるビジネスホテル・トミタが3月の一ヶ月間、住み込みのアルバイトを募集してます。2食付きで給料15万、しかもホテルの酒は飲み放題。いかがか。
 さらに特典として、P国女子とお近づきになれるかもしれない。伝説のインターナショナルパブ・ロハースは、まだあるのだろうか。近ごろ流行りの気取ったやつじゃありませんよ、スローフードじゃなくてスローバラードをデュエットするところです。もし確かめたいのなら、ご応募は私まで。
 マンションに借りてる自分の部屋の引っ越しがどうとか言ってたけど、まあとにかく、有志のご応募お待ちしております。仮に、話が違うよ、という場合でも、静岡名物のおでんをつまみに、さっきの涙?見なかったよ、なんてさりげなく受け流してくれるマスターのいる店もあるので大丈夫。後になってみれば、あれもいい経験だった、とそう思えますようにグッドラック。

投稿者 shachi : 02:10 | コメント (4) | トラックバック

さぞかし年齢制限なんか有るんでしょうね?

投稿者 guffaw : 2008年01月24日 03:24

もちろんありません。条件は、たしか、「ちゃんとやってくれる人」、って、そう言ってました。

投稿者 shachi : 2008年01月25日 01:15

>「ちゃんとやってくれる人」

 う〜ん、そうですか、人格制限でしたか。
 自信ないな。

投稿者 guffaw : 2008年01月25日 03:45

勇気さえあれば、だいじょうぶ。

投稿者 shachi : 2008年01月27日 00:39

2008年01月11日

どこに行ったんだろう

遅ればせながら、あけましておめでとうございます。今年も宜しくお願いします。

昨年、毎日同じ時間の電車に乗り、ほぼ毎日同じ時間に出勤していたのですが、その時必ずと言っていいほど同じ電車の同じ車両に乗っている人がいました。降りる駅も一緒で、セカンドバックしか持っていなくてフラフラと歩いているおっさんだったのですが、いつも変なオヤジだなぁなんて目で見ていました。

そして2008年仕事始めを向かえ早一週間、昨年と同様に同じ時間に出勤しているのですが、そのおっさんをまだ一度も見ていません。ちょっこっとバカにしてた人物ですが、毎日見ていたものを見れなくなってしまうというのはなんだか寂しいです。なのでこの一週間はなんかしっくりこない感じで出勤しています。まぁ会社に着いちゃえば全くそのおっさんのことは頭に無いですけど。

投稿者 quwabara : 12:19 | コメント (0) | トラックバック

2008年01月09日

九日ですなあ

 ぼーっとしているうちに世間様では正月が終わったようだ。ようだ、ってのも変な話かもしれないけれど。
 例えば、勤めや学校など、区切りが明確なところに所属しているのであれば、明日から仕事だなあ、などということで、正月が終わったということになるのだろう。けれども、私のような無所属のものにとってみれば、そういう限りは存在しない。

 三が日の内から仕事っぽい話を振られることは国内ではまずないものの、海外には二日から、当たり前じゃん、という態度で、やいやい言ってくる相手もいる。こっちは呑むのに忙しいんだよ、邪魔しなさんな、などと思い、面倒くさいなあ、と四日か五日まで放っておく。すると、返事がないので心配したぞ、などと言われたりするわけですよ。そりゃ申し訳ないことをしたなあ、という気持ちも少しは湧くけれど、基本的にはアメリカが世界の中心なのではないのだよ、君ぃ、日本の文化を少しは学びたまえ、こちとら阿佐ヶ谷のうまれよ、呑みねえ、喰いねえ、などと言ってやりたい気がしたりして。

 私のようなふわふわした立場の人間にはわかりやすい区切りがないのだからして、当然、15日までは松の内ってことでかまわんのでしょうね。っていうか、正月というのは、つまりは、月って括りですよね。そんなら、一月いっぱいは正月なわけで、正月なら昼間っからがんがん呑んでいても宜しいわけで……などということを思う。
 その理屈を採用し、じゃあ、早速、一杯やるか、と一升瓶に手をかけるものの、不思議なもので、九日にもなると昼間からってのは……ううむ……などと、ほんの少しだけ後ろめたいような気がしなくもない。こういうのってどうよ、と我が家の猫たちに声をかけてみるが、彼女らはカレンダー的なものに興味はなさそうで、振り向きもしない。さて、どうしたものか。

投稿者 zenta : 19:26 | コメント (0) | トラックバック

2008年01月08日

同居公

 たいへん遅ればせながら、あけまして、おめでとうございます。今年もからすをよろしく願います。
 ねずみ年。ひところ頻繁に我が家に出没し、主かまわず畳の上を走り回り、物陰には真っ黒い米粒みたいなフンを撒き散らしたネズミたち。相変らず天井裏は騒々しいけど、下の方に降りてくることはなくなった。
 塾で生徒の課題を見たあとにするサインに、「@」をもじったエムマークを使っている。ケンジはこれからマクドナルドのロゴをイメージするらしく、「ハンバーガー!」とか「ハンバーガーいらない!」とか言う。その彼からの年賀状に「ハンバーガー」をベースに落書きした「NEZU BAAGAA」が描かれていた。「TABETEMITE」と添えられているが、天井裏では、食えるもんなら食ってみな、みたいにどたどたどた。そんなねず公たちとの同居が今年もつづく。

投稿者 shachi : 23:32 | コメント (2) | トラックバック

ケンジから年賀状来るのか。いいな。

ネズミなら、Z氏んちからでもお猫さまを二三日借りてくれば、当分出なくなると思いますよ。

投稿者 guffaw : 2008年01月20日 02:43

だいじょぶっす。ずいぶん慣れましたんで。

投稿者 shachi : 2008年01月23日 02:08

2008年01月02日

おいらはドラマー、ではございません

 あけましておめでとうございます。一応、形だけでも。

 何かの曲がふと思い浮かび、それが頭の中でリピートしてしまうってことがあるよね。多くの場合、ワン・フレーズか、せいぜいがサビ一つ分とか、その程度のもので。場合によっては、脳内で鳴り続けるだけでなく、口遊んでいたりして、町中ではっと我に返る、なんてこともありましょう。軽く赤面する場面か。
 何が切っ掛けで始まり、何が切っ掛けで去ってゆくのかはまるでわからんし、選曲の基準ってなものも判然としない。自分で好きだとは思っていない曲や、すっかり忘れていたCMの一節やらが、唐突に憑き物ののように離れなくなるような感じ。

 今年は早々にそのリピートがやってきた。毎度のことながら、思いも寄らない曲ざんす。Stormbringer。Deep Purpleの同名タイトルの11枚目、III期の最後のアルバムの初っ端。そう言えば、あれが初めて買ったイギリス盤だったような気がする。御苑のディスクロードかな。

 今回のリピートが今までと違うのは、短いフレーズではなく、イントロからエンディングまで通しで頭の中で演奏されるってところ。
 イントロのジャジャジャジャ、ジャジャーンと始まり、ワヤーンワヤーンワーという間の手あり、リッチーのギター・ソロの二本分の被りまで出てきて、エンディングのギターのビャッビャッビャッ、ビャッビャッビャッ、ビャッビャッビャッビャーン、ジャジャッ、ってところまでチリのバツ。で、ここまで来たら頭に戻って、また、ジャジャジャジャ、ジャジャーン、って。
 リアルタイムで聴いた音楽だし、それなりの回数は聴き込んだような気がするが、それにしたって丸暗記するほどではないし、ここ四半世紀以上もあのアルバムを聴いた覚えはない。ううむ、記憶とは、脳とは、何とも不思議なものだなあ。

 「Stormbringer」ってタイトルに何かのお告げが含まれているのかもしれん。日本語にすると裕次郎になってしまって、ジャブだ、ボディだ、チンだ、って、それじゃ、ちょいと意味が違ってしまいますなあ。

投稿者 zenta : 23:58 | コメント (0) | トラックバック